Introduction

チベット問題を知る、
世界を考える。

ニュースで「チベット」の名前を見かけても、何が起きているのかよくわからない。歴史的な背景から現代の人権問題まで、複雑に絡み合う対立構造を紐解き、私たちに何ができるのかをフラットな視点で学びます。

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知るべき4つのテーマ

1. 歴史的背景

独自の政府をもつ地域だったチベット。1950年の中国軍の進駐から、1959年のダライ・ラマ亡命、そして現在に至るまでの流れを追います。

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2. いま何が起きているか

100万人の子どもが寄宿学校に入れられ、チベット語教育が失われつつあります。ダライ・ラマの後継問題など、最新の動向を解説します。

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3. 対立構造と論点

チベット側と中国側、それぞれの主張は何か。「独立か自治か」「歴史的正当性」の軸から対立の構造を整理します。

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4. 日本の立場と私たち

日本政府の公式な姿勢、国際的な取り組みとの温度差、そして一市民として何ができるのかを考えます。

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Overview

そもそも「チベット問題」とは?

チベット問題とは、チベットに対する中華人民共和国の支配・統治をめぐって生じている諸問題の総称です。具体的には、チベット人の人権侵害、宗教・文化の弾圧、政治的自治の欠如などが含まれます。

チベットは1950年に中国人民解放軍によって軍事併合され、以来70年以上にわたって中国の統治下に置かれています。チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世は1959年にインドへ亡命し、現在もインド北部のダラムサラにチベット亡命政府(中央チベット政権)の拠点を置いています。

この問題は、単に「遠い国の話」ではありません。日本は中国の隣国として、また国際社会の一員として、この問題と無関係ではいられないのです。

Latest Highlights

最新の注目トピック

ダライ・ラマ後継問題(2025年7月)

ダライ・ラマ14世は90歳を前に、自身の後継者(転生者)の認定権限は自らが設立したガデン・ポドラン財団のみが有すると表明。中国政府は「政府の承認が必要」と対抗姿勢を示しており、後継問題が新たな対立の焦点となっています。

東京宣言の採択(2025年6月)

東京で開催された「第9回世界議員チベット会議」で、29カ国142名の議員が参加し、中国によるチベット人の人権侵害を非難する「東京宣言」が採択されました。

Key Facts

基本データ

Population

約630万人

中国全土におけるチベット人の概数。チベット自治区だけでなく周辺の省にも多く居住しています。

Refugees

約15万人

インドのダラムサラを中心に、ネパールや欧米諸国などに暮らすチベット難民の推定数。

Geography

標高4,000m

「世界の屋根」と呼ばれるチベット高原の平均標高。独自の豊かな自然と文化を育んできました。