チベット問題を知る、
世界を考える。
ニュースで見かける「チベット」。何が起きているのか、なぜ解決しないのか。クリックして遊べるインタラクティブなUIで、歴史から現状、そして在日コミュニティの活動までをフラットな視点で学びます。
Interactive Topics
知るべき5つのテーマ
歴史的背景
アコーディオンで開くタイムライン。独自の政府をもつ地域だったチベットの歩み。
現状と人権問題
裏返るフリップカード。寄宿学校問題や監視社会など、危機に瀕する文化と人権。
対立構造と論点
トグルで切り替える比較UI。なぜ問題は解決しないのか、双方の主張を整理。
在日チベット人
タブで読むコミュニティの歴史。日本で暮らしながら文化を継承する人々の活動。
日本と私たち
クリックできるTodoリスト。外交姿勢の解説と、一市民として私たちにできること。
Timeline
チベットの歴史
各項目をクリックして、歴史の詳細を開いてみましょう。
Human Rights
現状と人権問題
各カードをクリックして、現在チベットで起きている問題の裏側を覗いてみましょう。
寄宿学校を通じた
「同化政策」
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Issue 01
文化のジェノサイド
約100万人のチベット人の子どもが親元から離され、中国語(普通話)での教育を強制される大規模な「寄宿学校」に入れられています。
チベット語での授業が排除され、独自の文化教育が失われることから、国連の専門家もアイデンティティの喪失につながるとして強く警告しています。
宗教の自由と
「後継者問題」
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Issue 02
国家による宗教管理
チベット仏教の信仰は厳しく監視されており、ダライ・ラマの写真を所持するだけで処罰対象になることがあります。
最大の問題は「ダライ・ラマの後継者(転生者)選び」です。ダライ・ラマ側は権限を財団に限定すると発表しましたが、中国政府は「政府の承認が必要」と主張し、チベット仏教の根幹を奪おうとしています。
情報のブラックホール化
高度な監視社会
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Issue 03
見えない弾圧
AIカメラ、インターネットの検閲、DNAサンプルの採取など、最新技術を用いた徹底的な監視体制がチベット全土に敷かれています。
外国人ジャーナリストや人権調査団の自由な立ち入りは事実上不可能であり、内部の正確な状況を把握することが極めて困難な状態が続いています。
Conflict Structure
対立構造と論点
双方の主張をボタンで切り替えて比較し、問題の根本的な違いを確認します。
歴史的帰属
チベットは歴史的に中国の一部だったのか?
「13世紀の元朝以来、チベットは歴史的に中国の不可分の一部である。1950年の人民解放軍の進駐は、遅れた封建農奴制から人民を解放し、近代化をもたらした『平和的解放』である。」
「モンゴルや清とは独特の宗教的関係(施主と帰依処)であった。1950年の侵攻前は事実上の独立国家として機能していた。中国の介入は武力による軍事侵略と占領である。」
独立か自治か
チベット人は何を求めているのか?
「チベットは中国の不可分の領土であり、いかなる分離も認めない。ダライ・ラマ側が主張する『高度な自治』は、形を変えた独立要求であり受け入れられない。対話の前提は分裂活動の放棄である。」
「完全な独立は求めない。中国憲法の枠内で、全チベット人が暮らす居住地域における『真の高度な自治』を求める現実的な妥協案(中道アプローチ)である。無条件での対話再開を望む。」
Tibetans in Japan
在日チベット人
日本で暮らすチベット人の歩みと、彼らが現在行っている活動について、タブを切り替えて読んでみましょう。
日本における歩み
1965年にチベット人の若者数名が留学生として来日したのが、日本におけるチベット人コミュニティの始まりと言われています。その後、1970年代から80年代にかけて、文化交流や研究を目的とした来日が増え、次第に日本に定着する人が現れました。
現在は数百人規模のチベット人が日本国内で暮らしています。欧米のように難民としての受け入れ制度がないため、留学生や技術者、あるいは日本人との結婚を通じて滞在しているケースがほとんどです。
日本での暮らしとアイデンティティ
在日チベット人は日本社会に深く溶け込みながらも、チベット人としてのアイデンティティを大切に守っています。週末にはチベット語やチベットの歌・踊りを子どもたちに教える教室が開かれています。
「ロサル(チベット正月)」やダライ・ラマ法王の誕生日には全国からコミュニティのメンバーが集まり、民族衣装を着て祝祭を行います。離れた祖国を思いながら、日本という異国で独自の文化を次世代へ継承する努力が続けられています。
声を届ける活動
日本の人々にチベットの美しい文化や厳しい現状を知ってもらうため、「チベットフェスティバル」の開催、大学や市民団体での講演、ダライ・ラマ法王来日時のサポートなど多岐にわたる活動を行っています。
また、毎年3月10日の「チベット民族蜂起記念日」には、平和的なデモ行進(ピースマーチ)を行い、チベットの自由と人権状況の改善を日本から世界へ訴え続けています。
Our Role
日本と私たち
外交スタンスを知り、一市民としてのアクションリストをチェックしてみましょう。
日本政府のスタンスと他国
日本政府は、チベットの人権状況に「深刻な懸念」を表明し、国連などで中国へ状況改善を求めています。一方で「一つの中国」の立場からダライ・ラマの来日も非公式扱いとし、経済的結びつきが強い隣国としてのバランス外交をとっています。
対照的に、アメリカでは2020年に「チベット政策支援法」が成立し、後継者選びへの中国介入を法的に否定。欧米諸国の首脳は過去にダライ・ラマと会談するなど、より踏み込んだ対応をとる国もあります。
3つの視点
- 1. 人権重視:経済関係より普遍的価値を優先し、積極的に発言すべき。
- 2. 外交バランス:安全保障を踏まえ、静かな外交(Quiet Diplomacy)で改善を促すべき。
- 3. 多層的アプローチ:政府は外交維持、議会や市民が人権を発信する現在のハイブリッド路線。
私たちにできること クリックしてチェック
関心を持ち、正しく知る
ニュースや書籍を通じて事実を学ぶこと。遠い国の問題であっても、無関心でいないことが最大の支援の第一歩になります。
情報を広げ、声を届ける
SNSでシェアする、政治家の姿勢を確認するなど。個人の情報発信が問題を「見える化」させ、社会全体の関心を高めます。
文化に触れる・支援する
チベットの芸術や食文化に触れて価値を理解し、難民支援や人権擁護を行う団体(NGOやNPO)の活動を寄付などでサポートします。